二輪品質評価者制度とは

「二輪自動車公正競争規約」と二輪品質評価者(品質査定士)制度

現在ユーザーの皆様から、新しくバイクを購入する時や、お店に持ち込んだバイクの下取や買取時のお店の対応について、様々な声が寄せられています。

その中には、「店頭に出ていた値段と、実際に支払う時の値段が食い違った」といったものや「下取(買取)の際に査定書が発行されない」という内容のものがあります。

こうした声に応えるべく、日本二輪車普及安全協会では、バイク(中古車を含む)の売買時にユーザーの皆様から安心・信頼を得られる販売環境を目指し、販売店に自動車公正取引協議会の「二輪自動車公正競争規約」とその規約に準じた二輪品質評価者(査定士)制度の普及、推進をしております。

この二輪品質評価者(査定士)制度では、自動車公正取引協議会が定める講習を受講し、品質評価・品質査定の方法を取得した自動車公正取引協議会会員販売店のスタッフを「品質評価者(査定士)」として認定し、その品質評価者が「品質評価基準(査定基準)」という同一の評価基準に基づき車両をチェックし、その結果をユーザーに分かりやすく書面で説明しています。

1.「二輪自動車公正競争規約」(二輪自動車業における表示に関する公正競争規約)

自動車公正取引協議会による二輪車を販売する際の表示のルールです。

二輪自動車公正競争規約

画像をクリックすると印刷用のPDFが開きます。

必要表示事項(プライスカードに必ず表示すべき項目)

【新車 4項目】
  1. 車名及び主な仕様区分
  2. 販売価格(消費税込み価格)
  3. 製造国名(国産車を除く)
  4. 保証の有無
【中古車 10項目】
  1. 車名及び主な仕様区分
  2. 販売価格(消費税込み価格)
  3. 製造国名(国産車を除く)
  4. 保証の有無
  5. 年式(原付を除く)
  6. 走行距離数
  7. 自動車検査証の有効期限
  8. 定期点検整備(法定点検)実施の有無(原付を除く)
  9. メインフレームの修正及び交換歴の有無
  10. 車両の品質
不当表示の禁止
  1. メーカー希望小売価格、自店通常価格等を比較対照価格に用いる場合における不当な二重価格表示の禁止
  2. 「超激安」「超特価」等の格安という印象を与える用語を用い、他店より著しく有利であると一般消費者に誤認されるおそれのある表示の禁止
  3. 走行距離数について実際のものよりも少ないと誤認されるおそれのある表示の禁止(中古車)

など

詳細についてはこちらをご覧ください

2.二輪品質評価者(品質査定士)

ユーザーの皆様にとって愛車は大切な「財産」です。同じ車種・年式でも車歴によって一台一台の価値が異なる中古二輪車を正確に評価すること。そしてその中古車の品質に適切な査定価格を設定すること。この2つのステップで「中古二輪車査定」は行われます。

二輪品質評価者(品質査定士)による査定の流れ

  1. 品質査定基準に基づく、車両のチェックの実施
  2. 車両チェックの結果を基に、品質査定書を作成
  3. 品質査定書(書面)で、査定結果を分かりやすくユーザーに説明
    (契約者には必ず「品質査定書」を交付します)

二輪品質評価者が在籍していて、プライスカードに適正な表示を実施している会員店(品質評価実施店)および自動車公正取引協議会会員店には以下のステッカーが店頭に掲げられております。

自動車公正取引協議会 二輪品質評価者在籍店ステッカー

自動車公正取引協議会 
品質評価実施店ステッカー

自動車公正取引協議会の会員店ステッカー

自動車公正取引協議会 
会員店ステッカー

バイクの取引に関するご相談先

新しくバイクを購入する時や、お店に持ち込んだバイクの下取や買取、購入時に際してのトラブルの相談を受付けています。

消費者相談室:03-5511-2115
二輪車業務グループ:03-5511-2113
受付時間:10:00~12:00、13:00~17:00 ※土曜、日曜、祝日、夏期、年末年始などを除く

お店に持ち込んだバイクの下取や買取、購入時に際してのトラブル、購入後の点検や整備、品質保証、アフターサービスなどで発生したトラブルの相談を受付けています。

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