BRL/二輪車安全運転講習会

2025.6.15

2025.6.15 第3回 Basic Riding Lesson/二輪車安全運転講習会レポート

2025年6月15日(土)、札幌運転免許試験場にて「Basic Riding Lesson/二輪車安全運転講習会」が開催されました。4月の第1回、5月の第2回はともに雨天・低温のため中止となり、今年度初めての実施となります。朝のうちは風がやや強く肌寒さも感じられましたが、時間が経つにつれて天候は回復し、薄曇りながら暑さを感じるほどの陽気となりました。

講習会の冒頭には、毎回恒例となっているケーススタディの時間が設けられ、今回は「子供の視野と交通事故について」をテーマに取り上げました。歩行中の交通事故死者数は7歳児が最も多く、その背景には小学校入学直後で保護者の付き添いが減り、登下校などで一人歩きの機会が増えることが挙げられます。こうした実情を踏まえ、参加者は大人と子供の視野の違いを体験する実証実験に取り組みました。まず、受講者代表に横断歩道の入り口に立ってもらい、顔を動かさずに右側から近づいてくるバイクが見えたタイミングで手を挙げてもらうというテストを実施。その後、子供の視野を模した「チャイルドビジョン」を装着し、子供の身長に近づけるため椅子に座った状態で同様のテストを行いました。結果、大人と子供では見える範囲や気づく距離に大きな差があることが明らかになりました。大人には見える信号機や接近する車両が、子供には見えていないこともあるという事実は参加者にとって衝撃的であり、今後の運転時の意識に大きな影響を与えるものでした。統計では、子供の交通事故件数は4月より5月、5月より6月と増加傾向にあります。こうした時期に開催された今回の講習会では、ライダー自身が飛び出し事故に備えて注意を払うだけでなく、家庭や地域で子供たちに「飛び出しは危ないよ」と声をかけることの大切さについても呼びかけがありました。

ケーススタディ後は、5つのグループに分かれ、ウォーミングアップ走行を行い講習はスタート。これから本格化する北海道のバイクシーズンに向けて、各クラスごとにブレーキングの練習や低速走行、スラロームなどの課題に取り組みました。

講習会の様子(フォトアルバム)>>> (写真の削除を希望する方はメール m_kawahara@jmpsa.or.jp にご連絡ください)

参加者の声(一部抜粋)

・初めて参加させていただき、ありがとうございました。教習所や普段できない、いろいろな走り方が出来て楽しかったです。難易度も適度にあり、いろいろ考えながら走りました。普段の走り方を意識しながら交通安全を履行します。参加人数によるかもですが、また参加させていただきたいです。教官、関係者の皆さん、今日はありがとうございました。

・も少し、安全確認につての指導があったほうがいいと思う。

・雰囲気もよく楽しく学ぶことが出来ました

・もっと回数を増やして欲しい。北海道は、スクールが無いから。平日もどこかでできないかな。シフト勤務など、日曜が休みではないと、参加その物が難しい。

・一本橋やりたかった

・とても為になりました。自分の苦手な部分もはっきりしたので、そこを修正していきたい。

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